2010年8月11日水曜日

2010年8月11日発行のメールニュースより

■1(大阪)
2010年8月21日(土)13:30~17:00(13:00開場)@大阪弁護士会館2階会議室
「子どもの貧困」プレシンポジウムのご案内
「子どもの貧困と虐待~負の連鎖を防ぐ子どもと家族への支援を考える~」

■2(愛知)
2010年9月19日(日)13:30~16:30(開場13:15)@中部大学名古屋キャンパス(三浦記念会館)6階大ホール
笹島診療所・市民フォーラム2010 精神科医からみたホームレス問題

■3(全国)【支援のお願い】
女性ユニオン東京 活動維持のための緊急カンパのお願い

■4(全国)【お知らせ】
「大阪の貧困 格闘する現場からの報告」発刊のお知らせ


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■1

「子どもの貧困」プレシンポジウムのご案内
「子どもの貧困と虐待~負の連鎖を防ぐ子どもと家族への支援を考える~」

【日時】2010年8月21日(土)13:30~17:00(13:00開場)
【場所】大阪弁護士会館2階会議室
【参加費等】参加費無料・事前申込み不要

http://www.nichibenren.or.jp/ja/event/100731.html
http://www.nichibenren.or.jp/ja/event/data/100731.pdf
↑上記PDFより、その他地域でのプレシンポジウム開催も確認していただけます。

大阪弁護士会は、本年10月に予定されている日弁連人権擁護大会分科会「子どもの
貧困」のプレシンポとして、8月21日(土)午後1時30分より、
「子どもの貧困」に関するシンポジウムを開催いたします。

豪華パネリスト陣で、参加費無料、事前申し込み不要です。
弁護士のみならず一般の方にも幅広くご参加いただきたいと考えております。
周りの方や所属団体内での配布のためにチラシなど御入り用の方はDMいただけたら幸
いです。

このシンポでは、「子どもの貧困と虐待~負の連鎖を防ぐ子どもと家族への支援を考
える~」をテーマに、
貧困と虐待との間にはどのような関係があるのか?
母子保健や教育の現場から、どのような家族や子どもの姿が見えているか?
負の連鎖を防止し子どもの成長発達を保障するために、具体的にどのような支援やシ
ステムが求められるのか?
などについて、子どもの貧困、母子保健と医療、学校教育と福祉の各分野の専門家に
お集まりいただき、
市民の皆様からのご質問もいただきながら、パネルディスカッション形式で語り合い
ます。

【企画概要】
第1部:報告 ①子どもの虐待事件、少年事件から見える子どもの貧困
《報告者》弁護士 具 良鈺、弁護士 足立 啓成

報告 ②様々な調査結果から見える子どもの貧困と虐待
《報告者》弁護士 久堀 文

第2部:パネルディスカッション
『子どもの貧困と虐待~負の連鎖を防ぐ子どもと家族への支援を考える~』
《パネリスト》松本 伊智朗 氏(北海道大学教授)
佐藤 拓代 氏(医師、大阪府立母子保健総合医療センター企画調査部長)
金澤 ますみ 氏(社会福祉士、大阪人間科学大学助教、スクールソーシャルワーカー)
《コーディネーター》峯本 耕治(弁護士)、山本 香織(弁護士)

多数のご参加をお待ちしております。

【問い合わせ先】大阪弁護士会 06-6364-1227


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■2

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笹島診療所・市民フォーラム2010

精神科医からみたホームレス問題
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【場所】2010年9月19日(日)13:30~16:30(開場13:15)
【開場】中部大学名古屋キャンパス(三浦記念会館)6階大ホール
JR・地下鉄鶴舞駅より徒歩5分
(下階は中部大学技術医療専門学校)
http://www.chubu-jr.ac.jp/gaiyou/index-m2.html
【参加費】無料(どなたでもご参加いただけます)
【主催】笹島診療所

【プログラム】
○講演「精神、知的障がいと路上生活化~現状と支援のあり方について」
講師:森川すいめい氏(国立病院機構久里浜アルコール症センター)
○笹島診療所の活動紹介

【講師紹介:森川すいめい氏】
精神科医兼鍼灸師。独立行政法人国立病院機構・久里浜アルコール症センターに
勤務し依存症患者等と向き合いつつ、埼玉の病院で緩和医療を行う。2003年にホ
ームレスを支援するNGO 「TENOHASI(てのはし)」を立ち上げ、08年NPO
法人化し代表として東京・池袋で炊き出 しや医療相談などを行う。09年世界の医
療団東京プロジェクト代表就任。他にアジアやアフリカを中心に約40カ国バック
パッカーをしてまわる。

【講師から皆さんへ】
池袋での2008年、2009年に行いました、路上生活者の精神および知的障がいにつ
いての調査結果をご報告するとともに、その結果から見えてきた現状や支援案に
ついてご紹介致します。
約20年間路上生活をなさっていたあるご高齢の方がいらっしゃいましたが、その
方はずっと生活保護を勧めても断っていました。「集団生活が苦手だ、俺は神経
質だからしょうがない。」と何年も仰っていたのです。しかし、身体はどんどん
弱っていきました。あるとき、精神科医の診断によって「知的障がいのうちの聴
覚過敏という特性」があることがわかりました。障がいゆえに、個室でないと絶
対に眠ることができないという特性でした。個室保護となる支援をしますという
一言と精神科医の診断書によって、70代のその方は生活保護を受ける決心をなさ
いました。
ある精神疾患を抱えた元路上生活の若い方が、「路上生活というレッテルに精神
障がい者というレッテルを貼られた」と怒っていた支援者の声を聞き黙っていま
した。「精神障がい者はレッテルなのですか?」と仰っていました。
大事なことは、すべて時代や状況に依存した状態であって、レッテルではないと
いうことです。必要な支援を受け、平等に生きられることを目指さなければなり
ません。

【問合せ先】
笹島診療所
名古屋市中村区則武2-8-13 笹島労働者会館3階
TEL 052-451-4585 E-mail cl.4sima@fancy.ocn.ne.jp
開所時間:火曜・金曜9:30~12:30
URL http://www4.ocn.ne.jp/~sasasima/


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■3

2010年7月27日

各位
女性ユニオン東京 活動維持のための緊急カンパのお願い

女性ユニオン東京
執行委員長 井出志保

猛暑の中、皆さまに、緊急に切実なお願いをいたします。

女性ユニオン東京は、1995年3月19日、「女性による女性のためのユニオン」
として活動を開始しました。その結成宣言は、「お金も時間もない女性たちが、
活動を続けることは試練だけれど、ユニオンの存在を広げよう、ファイト女たち!」
という呼びかけで締めくくっています。それから15年、共に力を合わせてユニオン
活動を積み上げてきたことは、女性たちの力として誇れることだと思っております。

しかし、現在女性ユニオン東京はこれまでにない厳しい財政状態に直面しており、
事務所を維持し、活動を継続していくために、緊急に資金援助のカンパを広く呼びか
けなければならない事態となりました。

結成当時は、どこからの資金援助もなく、全国一般(当時の上部団体)の事務所に
間借りして出発しましたが、すぐに書類の置き場もないほど手狭になり、多くの女性
たちのカンパによってこの代々木に事務所を開設することができたのです。女性だけ
で維持するのは困難だろうという上部団体の「助言」は見事に裏切られて、結成からの
15年間、実数だけでも10000件以上の労働相談を受け、その解決に女性たちの力だけで
取り組んできました。さらに、どの組織でもいずれは直面する世代交代の試練に2006年
から取り組み、新しい世代がユニオンの執行委員会を担っています。

その一方で、残念なことに女性の雇用環境は悪化の一途をたどっています。労働時間
の規制緩和、派遣労働の解禁など、多くの労働関連法の規制緩和が進行し、今や女性の
半数以上が非正規雇用です。働く女性の地位向上を掲げている私たちとしては阻止しえ
なかったことに忸怩(じくじ)たる思いがありますが、女性の非正規雇用化の現実は女性
ユニオンを直撃しています。ユニオン活動の財政基盤となる組合費の支払いが困難とい
うメンバーが増加し、組合員が減少する一方、カンパも以前ほど寄せられることがなく
なり、ユニオン財政が急速に悪化してきたのです。しかし、女性ユニオンへの相談の電
話は鳴り続いています。働く女性の厳しい状況のもとで、日々雇用問題に取り組んでい
ます。女性の雇用環境の悪化は、女性ユニオンの必要性を高めているのです。しかし、
その働く女性の厳しい状況が、またユニオン財政を直撃しているのです。

現在、事務所の家賃や運営費、有償スタッフの賃金などを支払うと、毎月約20万円の
赤字となってしまいます。もはや、私たちの力不足というだけでは解決できないこの局面
を何とか年内に打開して財政基盤を確立し、働く女性たちの手で女性ユニオン東京の今の
事務所を維持し、活動を継続してくことができるように、多くの女性たち、女性ユニオン
東京に心を寄せてくださる方々に広く緊急カンパを募りたく、呼びかけをさせていただき
ます。緊急事態ですので、まずは8月末までに100万円集めることを目標に、皆様の
ご協力を得たいと思っています。

多くの方たちに女性ユニオンの重要性を理解していただき、女性ユニオンを財政的に支えて
くださるよう、切にお願いいたします。

上記訴えに、ご賛同いただけましたら、お名前を記入し(もちろん匿名でもかまいません)、
「事務所維持・活動支援カンパ」とお書き添えいただき、下記の口座番号に振り込んでいただ
けますでしょうか。また、お知り合いの方たちにも声をかけていただけると大変うれしいです。

みなさまのご支援を心よりお願いいたします。

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振込先 郵便振替口座 00160-9-23268  女性ユニオン東京
お名前(匿名でも可)    
ご連絡先 ご住所           
電話番号                        
Eメールアドレス


女性ユニオン東京
〒151-0053
東京都渋谷区代々木1-19-7 横山ビル2F
電話 03-5352-6653
FAX 03-3320-8093
Eメール wtutokyo@f8.dion.ne.jp


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■4

「大阪の貧困 格闘する現場からの報告」発刊のお知らせ

反貧困ネットワーク大阪実行委員会では、平成21年夏から月1回のペースで「大阪
の貧困を見つめる連続学習会」と題して、大阪で貧困問題に取り組んでいる現場の方
のお話を聞く学習会を開催してきました。

そして、この度、第1回から第7回の学習会の内容を一つの冊子にまとめました。

その名も、
「大阪の貧困 格闘する現場からの報告」(6月11日発刊 定価800円)です。

これを読めば大阪の貧困の実態を知ることができます。
表紙では、おなじみのヒンキーとカマやんがコラボしています。
そして、よく目を凝らすと、通天閣が。

是非、たくさんお買い求めください。

【詳細掲載URL】http://www.ichounokai.jp/calender/newpage3.html
【問い合わせ先】伊東司法書士事務所 TEL 06-6885-0074


<目次>
第1回 女性の貧困~大阪の母子家庭の現状から:ここ・からサロン 中野冬美さん
第2回 医療現場から見える貧困:耳原総合病院MSW 庄司美沙さん
第3回 ”ホームレス”ってどんな人?:野宿者ネットワーク代表 生田武志さん
第4回 外国人労働者の仕事と生活:連合大阪ハートフルユニオン 酒井恭輔さん
労働組合なにわユニオン 中村研さん
第5回 公営住宅から見える貧困:全大阪借地借家人組合連合会 船越康亘さん
第6回 子どもの貧困と学校の役割:大阪府立西成高等学校教諭 肥下彰男さん
第7回 貧困に潜む依存症:藤井クリニックPSW 藤井望夢さん


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