2010年11月4日木曜日

2010年11月4日発行のメールニュースより

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【お詫びと訂正】

前回のメールニュース■4でお知らせしましたイベント、
「社会的・文化的な最低生活水準のあり方とは~ドイツ連邦憲法裁判所違憲判決を題材に~」
ですが、正しくは11月30日(火)です。曜日が間違っておりました。
訂正して、お詫びいたします。

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■1(東京)
2010年11月6日(土)13:00から16:30@大東文化会館ホール
ともに学ぶ、考える、発言する「子ども・子育て支援・新システム」をめぐって

■2(全国)【全国どこからでも無料です】
11月7日「全国一斉!貧困ビジネス・宿泊所問題 無料相談会」のお知らせ

■3(東京)
2010年11月14日(日)開場:13:10 開演:13:30@東京労働会館 7階 ラパスホール
シンポジウム「アルバイトで残業代が支払われない制度って?~これ以上、損させるな!~」

■4(東京)
2010年11月14日(日)15:00~@待乳山公園にて集会(日程等詳細下記)
墨田区のアルミ缶・古紙持ち去り禁止条例に反対するデモとシンポジウム

■5(東京)
2010年11月20日(土)14:00開映@町田市民フォーラム ホール
~新作ドキュメンタリー映画 完成報告上映会のご案内~
『タケオ』-ダウン症ドラマーの物語-


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■1

ともに学ぶ、考える、発言する「子ども・子育て支援・新システム」をめぐって

【日時】2010年11月6日(土)午後1時から4時30分
第1部 どうなる「子ども・子育て支援・新システム」
田尻 敦子(関係性の教育学会、大東文化大学)
田中 登志江(保育園園長)
上野 さと子(全国保育団体連絡会)
第2部 シンポジュウム
ともに育ち合う・学び合うの関係をつくる
「子ども・子育て支援・新システム」をめぐって
ファシリテーター
長岡 素彦(関係性の教育学会、ソーシャルプロデュースネット)
発言者
谷居 早智世(埼玉冒険遊び場づくり連絡会)ほかを予定(掲載決定順)。

【場所】大東文化会館ホール(板橋区徳丸2-4-21、東武東上線東武練馬駅より徒歩5分)
【地図】http://www.daito.ac.jp/file/block_9593_01.pdf
【参加費】無料
【主催】関係性の教育学会 http://epajapan.jimdo.com/
【問合せ】epajapan@gmail.com

6月末に政府の少子化対策会議による「子ども・子育て新システム」が閣議決定
されて来年1月には法案提出される見込みとなり、平成25年度から実施が予定されています。
この新システムではこれまで縦割りだったこども支援、子育て・家庭支援の体制・財源の
一元化などの改革がされますが、これがこども・親・当事者にとっていいことなのか分から
ないのが現状です。
第一部”どうなる「子ども・子育て支援・新システム」”では、新システムの基礎知識や
問題点について学び、第二部シンポジウム(仮題)”共に育ち合う・学び合う関係をつくる”
では、今後のあり方とそのために共に育ち合う・学び合うの関係を話し合いたいと思います。
どちらも、ともに学ぶ、考える、発言するものですので、気軽にご参加ください。


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■2

11月7日「全国一斉!貧困ビジネス・宿泊所問題 無料相談会」のお知らせ

11月7日(日)10時~19時まで、貧困ビジネス対策全国連絡会の主催で、
「全国一斉!貧困ビジネス・宿泊所問題 無料相談会」を開催します。

フリーダイヤルの電話相談で、全国どこからかけても無料です。

電話番号は、0120-551854(かこいや 御用!)です。

無料低額宿泊所などの入所者、元入所者の方が抱えているさまざまな問題
について、弁護士、司法書士が中心となって相談を受けつけ、アパートへ
の転居、金銭の返還請求、事業者による処遇やサービスの改善など、問題
解決に向けた支援をします。

今回の企画で相談対象者となる人たちは広報の届きにくい人たちです。
特に、悪質な事業者ほど入所者への情報を遮断している可能性があります。

各地の炊き出しや夜まわりなどにおけるチラシ配り、
マスコミの報道、ホームページやブログの掲載など幅広い広報が必要です。

以下、チラシの内容を記させて頂きます。
皆さま、是非、広報にご協力ください。

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<チラシ>

貧困ビジネス・無料定額宿泊所問題
■□全 国 い っ せ い 電 話 相 談 会■□

無料定額宿泊所に現在入所している方や過去に入所していた方が抱える
さまざまな問題をご相談いただける全国いっせい電話相談会を開催します。

【日時】2010年11月7日(日)10:00~19:00
【全国共通フリーダイヤル】0120-551854(お近くの電話相談会場につながります)

○利用額が高額だ
○施設の設備や環境が悪い
○アパートに移りたいのに移る事ができない
○サービスが悪い
○入所してもう何年にもなる
○苦情を言える窓口がない
○施設の交通の便が悪い
○職員の対応が悪い
○プライバシーがない

【主催】貧困ビジネス対策全国連絡会

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以下、企画概要等の紹介です。

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【貧困ビジネス対策全国連絡会について】

当連絡会は、ホームレスの人たちを対象にした「貧困ビジネス」の実態を
明らかにし、彼ら彼女らが劣悪な社会環境、搾取・被搾取の関係から脱す
ることを支援するため、2010年9月26日、各地で支援活動に関わる
弁護士や司法書士が中心となって立ち上げた有志の集まりです。代表は、
日本福祉大学社会福祉学部の山田壮志郎准教授です。


【無料低額宿泊所の問題について】

無料低額宿泊所、無届け施設、あるいは「福祉アパート」と呼ばれる住居
(以下、これらをまとめて「無料低額宿泊所等」と言います。)において、
生活保護の利用者を抱え込み、住まいの提供と食事提供等の生活支援をセ
ットにして押しつける事業が横行しています。これらの事業の中には、本
来、社会福祉事業として社会福祉法による規制を受けるべきものが多く含
まれているはずですが、残念ながら、現状では、規制が十分機能していま
せん。その結果、多くの元野宿者たちが、路上に放り出される不安を抱え
た状態で名ばかりの支援を受けることを強要され、劣悪な生活環境の中で
日々の貴重な生活費が収奪されています。


【規制の動きについて】

民主党内において住居の提供と生活の支援を抱き合わせで提供する事業に
対する規制が検討され、すでに法案が完成しています。また、大阪府にお
いては、民主党内で検討された法案と同様の条例案が上程され、本年10
月27日に可決されました。しかし、これらの法案や条例の内容は、事業
者と入所者との間に存在する圧倒的な支配関係を無視し、社会福祉法に反
する既存の事業にお墨付きを与えて「貧困ビジネス」を助長するおそれが
あるものとなっています。


【今回の企画の目的について】

貧困の拡大が大きな社会問題となった今、社会福祉法の立法趣旨に立ち返
り、生活困窮者からの収奪を厳しく規制すべきです。そして、「貧困ビジ
ネス」が大きく広がってしまった要因を徹底的に検証し、労働政策や社会
保障の充実を図るべきです。
私たちは、「貧困ビジネス」の規制を考える出発点として、無料低額宿泊
所等の入所者や元入所者たちの声を集め、社会に届けたいと思います。生
活保護法、社会福祉法、特定商取引に関する法律(以下、「特商法」と言
う。)などの法制度を活用して、彼ら彼女らが劣悪な生活環境から脱出し、
これまで収奪された貴重な財産を取り戻すための手助けをしたいと考えて
います。


【企画の概要】

1)「全国一斉!貧困ビジネス・宿泊所問題 無料相談会」の開催
2010年11月7日(日)午前10時から午後7時まで、全国統一の
フリーダイヤル(0120-5518-54)を用いて、全国一斉の相談
会を開催します。実際に相談会場を設置して電話を受け付ける地域は、宮
城、埼玉、東京、千葉、神奈川、愛知、大阪、兵庫、広島の9か所ですが、
ナビダイヤルによる転送システムを使って、全国どこの地域から電話をか
けても、どこかの相談会場につながる体制を整えます。相談が多数寄せら
れて混雑し、ある地域の電話回線が埋まった場合、他の地域に転送されま
す。
相談会については、以下の10団体が共催団体となっています。

・生活保護問題対策全国会議
・関西「囲い屋」対策会議
・ホームレス法的支援者交流会
・東北生活保護利用支援ネットワーク
・首都圏生活保護支援法律家ネットワーク
・生活保護支援ネットワーク静岡
・東海生活保護利用支援ネットワーク
・近畿生活保護支援法律家ネットワーク
・生活保護支援中国ネットワーク
・四国生活保護支援法律家ネットワーク

2)相談会等における聞き取り調査の実施
2010年10月1日から11月15日までをキャンペーン期間と位置づ
けます。その間に、各地で実施される相談会や炊き出し等で無料低額宿泊所
等の入所者や元入所者から入所時の生活実態を聞き取ります。

3)生活保護の実施要領を活用した転居支援
2010年5月、生活保護の実施要領等が改正されて、無料低額宿泊所や
無届施設からの転居が以前よりも認められやすくなっています。ただ、必ず
しも現場に周知されておらず、活用されていません。そこで、転宅を希望さ
れる相談者については、最大限、改定された実施要領を活用して転居を支援
し、福祉事務所にその周知徹底を図ります。

4)特商法のクーリング・オフ等の活用
2009年12月に施行された改正特商法では、事業者が提供する役務の
指定例が廃止され、適用除外に該当する以外のあらゆる役務の提供が訪問販
売の適用対象となりました。特商法の下では、訪問販売において、被提供者
は法定書面の交付なき限り、いつでも契約の撤回(クーリング・オフ)が可
能です。そこで、相談者が無料低額宿泊所等に入所した時期や経緯を聞き取
り、特商法の対象者については、同法のクーリング・オフ等を活用して被害
救済を図ります。

5)運営適正化委員会に対する一斉の苦情申し立て
社会福祉法は、社会福祉事業の運営改善を図るため、各都道府県の社会福
祉協議会に「運営適正化委員会」という機関を設けています。しかし、その
存在自体が知られていません。また、無料低額宿泊所等における事業では、
入所者が事業者に対して圧倒的な劣位に立たされ、一人で苦情を申し立てる
ことが困難です。そこで、運営適正化委員会の本来の機能を回復させるため、
ご了解が得られた方については同委員会に対する全国的な一斉申立てを予定
します。

【問い合わせ先】
〒604-0982
京都市中京区御幸町通夷川上る松本町568
京歯協ビル3階 つくし法律事務所
Tel:075-241-2244 / Fax:075-241-1661
貧困ビジネス対策全国連絡会
事務局長 弁護士 舟 木   浩


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■3

シンポジウム
「アルバイトで残業代が支払われない制度って?~これ以上、損させるな!~」

労働基準法には、一日8時間労働、一週間40時間労働を超えた場合には、割増
賃金が支払われるのが原則です。
ところが、「変形労働時間制」を導入すれば、事実上、時間外労働の割増賃金を
少なく支払うことができます。
「変形労働時間制」を導入している企業は増加し、いまや、全労働者の半数が「変
形労働時間制」の下で働かされています。
低賃金で働いているパート・アルバイトにも導入可能で、しかも、適法な運用がな
されているかどうかもチェックされていない・・・。
問題だらけの「変形労働時間制」を告発する全国初のシンポジウムです。

【日時】2010年11月14日(日)開場:午後1時10分、開演:午後1時30分

◆パネリスト
須藤 武史 (洋麺屋五右衛門裁判原告)
西田 穣  (洋麺屋五右衛門事件代理人弁護士)
森崎 巌  (全労働省労働組合委員長)
◆コーディネーター:河添 誠(首都圏青年ユニオン書記長)

【場所】東京労働会館 7階 ラパスホール (東京都豊島区南大塚2丁目33番10号)
アクセス:山手線大塚駅南口徒歩10分
地下鉄丸ノ内線新大塚駅徒歩10分

【参加費】資料代300円
※首都圏青年ユニオン組合員、支える会会員、顧問弁護団無料

【ビラ】
http://www.seinen-u.org/11.14%20sasaerukai.pdf

【連絡先】首都圏青年ユニオン
TEL:03-5395-5359・e-mail:union@seinen-u.org


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■4

墨田区のアルミ缶・古紙持ち去り禁止条例に反対するデモとシンポジウム

10月1日から、墨田区では空き缶・新聞の持ち去りに20万円以内の罰金を課す
条例が施行されました。現在、資源回収の時間に合わせ、墨田区の職員が「持
ち去り防止」パトロールを行い、回収をしている仲間たちの顔写真をとり、名
前を尋ね、名簿を作り、「警察に突き出す」と恫喝しています。しかし、仲間
たちはアルミ缶・古紙を集め続け生活をつないでいます。私たちは仲間たちの
生活を支え、ともに声をあげていきます。条例施行から約一ヶ月が経過した今、
あらためてこの条例に対する根本的な異議申し立てを形にし、議論を深めてい
きましょう。11/14のデモ・シンポジウムへご参加下さい。

【デモ・シンポジウムの日程】2010年11月14日(日曜日)
午後3:00 待乳山公園にて集会(最寄り駅=浅草駅)
午後3:30 デモ出発(浅草を通り、押上のスカイツリーの近くで解散)
午後4:30 デモ終了
午後5:30 墨田区生涯学習センターにてシンポジウム(有名ゲスト多数!)

■墨田区のアルミ缶・古紙持ち去り禁止条例に反対する取り組みの記事のまとめページ
http://san-ya.at.webry.info/theme/46142af506.html

【地図】
待乳山公園
http://maps.google.co.jp/maps?hl=ja&q=%E5%BE%85%E4%B9%B3%E5%B1%B1%E8%81%96%E5%A4%A9&ie=UTF8&z=16&brcurrent=3,0x60188edcd3120397:0xeb41e9bea01693f4,0

すみだ生涯学習センター
http://maps.google.co.jp/maps?q=%E5%A2%A8%E7%94%B0%E5%8C%BA%E7%94%9F%E6%B6%AF%E5%AD%A6%E7%BF%92%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC&oe=utf-8&client=firefox-a&ie=UTF8&hl=ja&ll=35.720594,139.810381&spn=0.04627,0.057163&z=14&iwloc=A&brcurrent=3,0x60188f27d9011a51:0xdc1072f96fbc8679,0

【主催】山谷労働者福祉会館活動委/山谷争議団・反失業闘争実行委/野宿労働者有志
【連絡先】山谷労働者福祉会館 台東区日本堤1-25-11
TEL:03-3876-7073 http://san-ya.at.webry.info/


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■5

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~新作ドキュメンタリー映画 完成報告上映会のご案内~
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『タケオ』-ダウン症ドラマーの物語-

タケオは、音を楽しむという音楽の原点、
今を楽しむという人生の原点を教えてくれた。

【日時】11月20日(土)14時開映
【場所】町田市民フォーラム ホール
東京都町田市原町田4-9-8(サウスフロントタワー3階)
【料金】一般1000円 / 学生700円 / 中学生以下500円
【連絡先】新倉壮朗コンサート実行委員会 電話&FAX:042-734-7787

<作品紹介>
新倉壮朗(通称タケオ・24歳)は、東京・町田に住む青年。
11歳の時にアフリカン・ドラムと出会い、そのリズムに夢中となって生きてきました。

言葉が自由でない彼にとって、音楽はコミュニケーションのための必需品。
こんな日々をとらえたホームビデオとともに映画はつづられます。
2008年春、タケオはアフリカン・ドラムの本場セネガルへ念願の渡航を果たします。
アフリカへ羽ばたいたタケオの魂(リズム)は国境を越えて、つながっていきます!

2010年/HD/16:9/80分/ドキュメンタリー
監督:常田高志
製作:榊正昭
撮影:常田高志・新倉書子・榊正昭
企画:映画「タケオ」製作委員会
制作協力:映像グループ ローポジション


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